1,200m(内)
スタートは、向正面中間地点。3コーナーまでの距離は約240m。最初のコーナーまでの距離が短いのと、コーナーが急なので、基本的には内枠先行有利。前半最速の2ハロン目がコーナーのため、先行力が要求され速いペースのレースとなる。展開的には先行して、ハイラップで押し切るパワー型の逃げ馬が優位。最後の直線に坂があり、スピードだけでなく粘りきるパワーも要求される。
1,400m(内)
スタートは2コーナー奥のポケット、3コーナーまでの距離が440m。最初のコーナーまで距離があるので、枠順はさほど気にしなくてよい。スタート後、平坦~下りになっているので、テンは速くなりがち、全体でも速めのペースになる。下りで加速し直線の急坂を一気に越える競馬になりやすい。
1,600m(外)
2006.12に新しくなった1600コース。最大の特徴は内回りから外回りになったこと。これにより過去のデータはすべて参考にならなくなった。スタートは向正面やや2コーナー寄り。スタートして直線を約440m走り、外回り約680mの3~4コーナーを越えた後、474mある最後の直線の追い比べとなる。3コーナー手前で上りに入るがそのあとは平坦で、4コーナーから直線にかけて下りとなる。最後の直線ゴール前には高低差1.8mの急坂が待ち受ける。スタート後、長い直線を利してのポジション争いでテンは速くなるが、3コーナーからカーブに入るとペースは落ち着く。4コーナーで息が入り、直線入り口残り3Fの下りからペースがUPする。ただ条件が上がれば上がるほど道中の緩みがなくなる傾向がある。そうなると最後の坂で差し馬が逆転するシーンが見られる。外回りコースになったことで、桜花賞等のレースでの枠順の有利・不利がかなり解消された。
1,800m(外)
スタートは2コーナーポケット近く。3コーナーまでは約600mと距離があるため、枠の有利不利はない。1800mでも、2つのコーナーしかなく、他競馬場とはかなり違う。外回りで、直線が長いのでテンは遅く、スローペースになりやすい。外回りで直線も長く、コーナーは2つしかないので紛れにくい。
2,000m(内)
スタートは、スタンド前直線から。最初のコーナーまでは約350m。ちょうど2ハロン目がコーナー入り口になるので、内枠が有利。スタート直後が上り坂で1コーナーまで距離もないので、遅めのペースになりがち。向正面で息が入り、3コーナー過ぎの下りで速くなる。3~4コーナー中間の直線で加速し4コーナー手前で追い出される。直線は350mと短いので、直線勝負ではまず届かない。後ろからでも届くが、3コーナーから動くしかないので、長い脚が必要。
2,200m(内)
スタートは外回り4コーナー出口から。下り坂からスタートし、最初の急坂を越え、そこから3コーナーまでほぼ平坦。残り800mから緩やかに下り、約600m行くと120mの間で急坂を越え、ゴールまで70m平坦の4つのコーナーを使うコース。下り坂からのスタートなのでテンが速くなりやすく、1~2コーナーで落ち着き、向正面で再び速くなり、3コーナー過ぎで更にペースが上がる。内外とも1~2コーナーがスパイラルカーブなので、全体として速いペースになりやすい。コース改修に伴い、直線距離は東京・新潟に次ぐ長さになっている。枠の内外は、最初のコーナーまで500mあるので有利不利はない。スピード能力が要求されるコースなので、マイラーでも十分に勝負になる。ペースが速くなりがちなので、逃げ残りは難しく、好位差しが活躍するコース。
2,400m(外)
スタートは、正面スタンド前の4コーナー寄り。最初のコーナーまで、約400mあるので枠の内外もそれほど気にしなくてよい。1~2コーナーはスパイラルカーブでコーナリングがスムーズになっている。もともと3~4コーナーのカーブは大きかったが更に大きな距離の長い半円形に近い緩やかなカーブとなっている。向正面の終わりから小さい上り坂設けられたことにより、コースの高低差は内回りが1.8mであるのに対して外回りでは2.3mになっている。3~4コーナーの距離の長いカーブはほぼフラットで、4コーナーの終わりから直線に掛けて2mの坂を下りきると直ぐに1.8mの急坂を120mの距離で上る。スタート後すぐに急坂なので、前半はスローペースになりやすく、残り4Fからペースが上がり、上がり勝負となる。とにかく速い上りが求められ、未勝利クラスでも34秒台前半、上級クラスでは33秒台が必要条件となる。前半がかなりスローなので、それほどスタミナは求められず、中距離馬でも十分こなせる。外回りコースでは、ゴール前の直線距離が473.6mと内回りコースより約120m近くも長くなっているため差し・追い込み馬に対してもレース運びがし易すくなった。
3,000m(内)
阪神内回りは1~2コーナーが一体型の丸コーナー、3,4コーナーは独立した角コーナー、3~4コーナーの中間に偽直線を挟む。6本の直線が組み合わさったコース。長距離レースの割には極端に遅くなるところがなく、比較的平均ペースになる。上級クラスの長距離戦に出てくるステイヤーは多少速いペースを先行してもぱったり脚が止まることはない。そのため前が止まる、止まらないではなく、後続が連に絡むにはさらに長い脚を使うことが必要で、それはかなり難しい。よって先行脚質が有利である。